「あれ？ 活動基準に載っていない。 どうしよう」

　特定行為を実施するさいには同意を取るように活動基準に記載があるのですが、同意が取れない時にはどうすればよいのでしょうか？　酩酊者からの搬送辞退者の署名に効力があるのでしょうか？　重症度緊急度が観察結果認められず、明らかに不適正な救急要請の場合に不搬送にすることはできるのでしょうか？　等々、救急活動基準には明確な記載がなされていない空白部分に遭遇した時に、現場救急隊員はどのような判断を実際にはされているのでしょうか？

　救急隊の独自の判断で救急活動をした場合に、一抹の不安が残りませんか？

救急活動基準に、現場で対応しなければならない全てのことに関して詳細に規定を設けておくことは不可能です。例えば、最も詳細な規定が掲載されている「東京消防庁救急活動基準」（全国の救急隊員の皆さんにとって関心のあることがらについてはその一部は、『救急活動の法律相談』付録に掲載しています）ですら、現場隊員の判断に任されている部分は少なからず存在します。

　では、その空白部分について、具体的に、そのように対応すればよいのでしょうか。１１月の塾では、こうした問題について、考えたいと思います。参加される皆さんの体験談も可能な限り伺いたいです。　　　　　　　乞うご期待。

「橋本塾」　

日時：　令和６年１１月１９日火曜日午後７時から

テーマ：　「　あれ？　活動基準に載っていない。　どうしよう　」

安心安全な病院前救護活動を確保していくための役立つ企画です。

気楽にご参加ください。「気づかされる企画」です。